アトピー性皮膚炎は、良くなったように見えても再びかゆみや湿疹が現れやすく、長く付き合う必要がある皮膚の病気です。
かゆみから皮膚をかき、傷ついた部分がさらに炎症を起こすという悪循環に入ると、睡眠や仕事、学業にも影響することがあります。
強い症状だけを一時的に抑えるのではなく、炎症が落ち着いた状態をできるだけ長く保つことを目指します。
アトピー性皮膚炎では、皮膚が乾燥しやすく、外からの刺激を防ぐ力が弱まっています。
そのため、汗や乾燥、衣類の摩擦、ほこりなど、日常生活の中にある刺激にも反応しやすく、かゆみを伴う湿疹を繰り返します。
診断は、湿疹が出ている場所や広がり方、症状が続いている期間、これまでの経過などを総合して判断します。
診察では、湿疹の範囲や炎症の強さ、かゆみ、睡眠への影響、使用している薬や保湿剤などを確認します。
治療は、主に次の3つを組み合わせて進めます。
赤みやかゆみが強い部分には、症状の程度や塗る場所に合った外用薬を使用します。
保湿剤を使って皮膚の水分を保ち、外部からの刺激を受けにくい状態へ整えます。
皮膚がきれいに見えるようになっても、炎症が残っていることがあります。自己判断ですぐに薬を中止せず、状態に応じて塗る回数や範囲を調整します。
治療の目標は、薬をまったく使わないことだけではありません。症状がない、または軽い状態を保ち、かゆみを気にせず日常生活を送れる状態を目指します。
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